BLOG BY TORAKO

雑記。その日見た夢、映画、スノーボード、ゲーム、旅行、日常。メンタルヘルスのことも。

夢物語3

 

目覚めると、実家のベッドにいた。

部屋の奥では彼が何か作業をしているようだった。

 

「ぐっすり寝れた?」

彼が私に背を向けたまま問いかける。

「うん」

「久しぶりじゃない?ぐっすり寝たの。最近バタバタしてただろうから。」

 

ところで私はなぜ実家のベッドで寝てるのか。

思い出せない。

 

それでも優しく降り注ぐ温かい太陽の光が気持ち良くて、

目を細めながら窓に近づいた。

 

「ねぇ、今日なんか予定あったっけ?」

「今日は何もないんじゃない?

疲れてるんだからゆっくりすればいいよ」

相変わらず彼は私に背を向けたまま

机に向かって何か作業をしている。

 

特に予定もなさそうだったので、散歩することにした。

 

パジャマのまま外に出ると温かい風がフワッと香り、

緑が美しい道路が見える。

そこをゆっくり歩いていると、遠くにある家が見えた。

そこにいるのは…

あれは確か…

 

私の上司。

 

今日の予定を思い出した。

仕事だ…!!

 

一目散に家へ帰り、彼の背中に大慌てで伝えた。

「今日仕事だった!どうしよう!遅刻してるよ!

もう2時間も遅刻してる!」

 

彼はやっとこちらを振り向いて、

「仕方ないよ。ゆっくりしよう。

何か良い言い訳でも考えてさ、大丈夫だよ」

と、落ち着いて話をしている。

 

いや全然大丈夫じゃないし…と思うが、

でも確かにもう2時間も遅刻してるし…

なんか別に適当に言い訳して…

なんなら休もう!

 

休もう〜っと!

 

というわけで、今日は休む事にした。

またフラフラと外へ出た。

近所の家にいた上司の元へ向かう途中、言い訳を考えた。

なんだか気持ちが良い。